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「助六(すけろく)」とは、巻き寿司の詰め合わせではなく、1970年代に廃止された木曽森林鉄道 鯎川(うぐいがわ)線終点にあった停車場の名前ですが、ここいら周辺一帯の谷の呼称でもあります。
国鉄上松駅を起点としていた木曽森林鉄道王滝本線の奥、大鹿から分岐し、支流である鯎川の険しい渓谷を抜けた「助六谷」に、1973年、木曽最後の作業線が敷設されました。
この作業線(作業軌道)とは、木曽杉をはじめとする森林伐採の必要性に応じて敷設される仮設軌道で、1~3年で撤去されるうえ、詳細記録は営林署にも残されないため、多数存在していたこれら作業線の姿は、国鉄SLには目もくれずに山奥の現場を訪れた奇特なナローゲージマニアのみぞ知るところとなっています。
この最後の作業線には、「助六のダブルΩ」として知られる驚くべき景観を持つ線路があり、また全長20m以上もある五段連続の大木橋が存在していました。
本書は、ナローゲージレイアウトのような助六の作業線そして鯎川線の持つ魅力を数々の名シーンで余すところなく示すとともに、森林鉄道の最前線で作業線の果たしていた役割をビジュアルに伝える貴重な記録ともなっています。
南軽出版局刊 A4変形判 144ページ(折込写真・特別付録折りたたみグラフ付)
| 商品の状態 | 新品、未使用 |
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